南国市白木谷地区 人気広がる「四方竹」(高知新聞平成26年12月28日朝刊掲載)

工夫と技術で高品質維持 加工品も販売数伸ばす

南国市白木谷地区 人気広がる「四方竹」(高知新聞平成26年12月28日朝刊掲載)

狃のタケノコ瓩箸靴督曾鼎気譴襦峪擁竹」。南国市白木谷から始まり、現在では高知市の土佐山、七ツ淵でも生産され、その多くが「高知県の特産品」として高知県園芸連を通じ、県外に出荷されている。皮が硬い上に、変色や傷みが早く扱いが難しい四方竹を、白木谷地区の生産者たちが知恵と工夫、技術によって特産品に育て上げた。10月下旬、最も忙しい時期を迎えていた白木谷を訪ねた。

食用の技術を開発

食用の技術を開発

 切り口が四角いことから「四方竹」と呼ばれ、全国でも珍しい秋採れのタケノコ。その歯触りと上品な味は広く好まれ、高知の秋を彩る味となっている。
 明治初期に、当時の白木谷地区の住民が中国から持ち帰った四方竹が自生するようになり、寒い時期に採れることから「寒竹」と呼ばれていた。
 秋の山菜として楽しんでいたタケノコを、「白木谷の特産に」と食用に栽培を始めたのは40年ほど前のこと。四方竹は皮が硬く、むくのも一苦労。採ってから時間がたつと黒く変色するため、すぐにゆで上げなくてはならない。生産者の野村和弘さん(57)は、「父の時代は、庭先で金だらいに湯を沸かし、温度計をにらみながらゆでていた」と当時を振り返る。
 その後、現在、南国市四方竹生産組合の副組合長を務める筒井和美さん(73)らの努力により、ゆでてから機械で皮をむく方法を編み出し、大量に加工・出荷できる技術にたどり着いた。四方竹は山で採るものから食用に栽培するものに代わり、山間の棚田は四方竹へと転作が進んだ。そこかしこに竹林が広がる白木谷の風景。四方竹の栽培・加工は、今や白木谷の重要な地場産業となっている。

スピードが命

スピードが命

 野村さんは父親から竹林を引き継いだ。その面積は0・3如収量は少なく、自宅の釜場でゆでて出荷していたが、9年前に妻のマサ子さんがしっかりとした加工場を作って本格的に出荷したいと一念発起。高齢のために収穫ができなくなった生産者の竹林の作業を受託し、現在1任涼殞咾魎浜する。
 四方竹の収穫は、すべて手作業。竹林の中を歩きながら、シュッと伸びた細いタケノコをポキンポキンと折っていく。簡単そうに見えるが、実は気を使う作業だ。四方竹は、力を入れて握るとゆで上げたときに指の痕が黒く残り、製品として出荷できなくなってしまうからだ。
 軽トラックの荷台がいっぱいになると、自宅に隣接する加工場へ運び、四方竹専用の大釜に投入。ゆで上がるとすぐさま水で冷やし、芯まで冷えたところで皮をむく。出荷用のサイズは太さに合わせて長さが決められており、一本一本長さを測って包丁で切りそろえる。切った端は硬い節の部分を取り除いて短い「ポン切り」にし、加工品の材料にする。
 傷があるもの、ゆでる途中で破裂したものは規格外となって出荷できないが、組合が決めた規格を守ることで高い品質を維持している。
 形を整えた四方竹は、冷水に一晩漬けて保存し、早朝、午前3時ごろから出荷作業に取り掛かる。4舛瓦箸鉾泡スチロールのケースに入れて氷詰めにする。
 午前7時までに白木谷地区の出荷場に運び込んだら、竹林に行って収穫をする。日に日に伸びるタケノコ。四方竹の旬は短いが、生産者はこの間寝る間もなく作業に追われる。

生産者自身の手で

生産者自身の手で

 昨年、白木谷からは4・9鼎了擁竹を出荷したが、その約9割が園芸連を経由して県外に出荷される。全国的にも珍しいタケノコを、試食販売などを行って生産者自身の手でここまで有名にした。
 県内にもこの季節を楽しみにしている人も多く、10月12日には白木谷小学校で「四方竹祭り」を開催、多くの人が訪れた。四方竹はすぐに完売し、生産者が作る四方竹料理も好評を博した。
 加工品も好調だ。旬の短い四方竹を年中味わえるのが「ピリシャキ漬け」。ポン切りや規格外品をいったん塩漬けにして保存。塩抜きしてゆで、キムチ風味の調味液に漬け込む。酒にもごはんにも合い、四方竹の歯応えも楽しめる人気の一品だ。
 もともと白木谷の女性グループ「白百合グループ」が作っていたものだが、昨年3月に解散。この味を引き継ごうと、JA南国市とJA出資型法人「南国スタイル」が白百合グループの元メンバーと共に作りはじめ、生産を本格化した。販売数は伸びており、昨年は飛行機会社の機内食にも採用された。今後は、さらなる加工品開発も手掛けていきたいと考えている。

《直販所見〜つけた》 JA高知はた大方支所 にこにこ市

《直販所見〜つけた》 JA高知はた大方支所 にこにこ市

 国道沿いにあり気軽に立ち寄れる「にこにこ市」。旧大方町、旧佐賀町の生産者、約300人が手塩にかけた作物や特産品を出品し、朝から大勢の買い物客が訪れる。1994(平成6)年にオープンし、2008年に改修して温室を整備。花どころならではの、美しい季節の花も並ぶ。
 今一番の旬は、黒砂糖。黒潮町で栽培されるサトウキビを搾り、4時間かけてことこと煮詰めた自然の味。昭和の終わりごろから生産が始まり、今では人気の特産品となった。11月の下旬から釜炊きが始まり、黒砂糖の「箱入り」「少量パック入り」「さとうきび蜜」など、今なら品ぞろえも豊富。毎年この季節を楽しみにしているという人も多い。砂浜ではラッキョウの栽培も盛んで、4月末から5月上旬には取れたての生ラッキョウが並ぶ。歯触りのよい小粒のラッキョウは、並べる端から売れていくという。
 その他、JA高知はた大方支部の女性部が作る米こうじ味噌(みそ)としば漬け、大方南部花き女性部が作る焼き肉のたれも人気が高いここだけの味。オリジナルの黒糖アイス、塩アイスもぜひ食べたい一品だ。
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 所在地  幡多郡黒潮町入野2098
 電話   0880・43・4400
 生産者数 約300人
 売場面積 約200平方
 営業時間 午前7時〜午後5時
      ※12月31日は正午まで
 休日   1月1〜3日
 駐車場  20台

みどりの広場 | 高知県農業協同組合中央会

《うちんくレシピ》 白菜の肉巻き生姜焼き

《うちんくレシピ》 白菜の肉巻き生姜焼き

【材料】(4人分)
ハクサイの葉元…1/4株、豚ロース肉(薄切り)…20枚、小麦粉…適量
(A)おろし生姜(しょうが)…大さじ1、しょうゆ…大さじ3、酒…大さじ4、砂糖…大さじ2
【作り方】
.魯サイの葉元を7〜8造猟垢気棒擇蝓△気蕕冒^櫃鳳茲辰藤掘腺賢隻の棒状に切る。
豚肉は1枚を広げて小麦粉を薄くまぶし、,離魯サイを乗せてきつく巻く。全部で20本作る。
フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、△隆き終わりを下にして並べ入れる。
ぞ討色が付いたら転がしながら、さらに2〜3分焼く。
キい法複繊砲虜猯舛魏辰┐銅紊瓩涼羃个砲垢襦ときどき返しながら、4〜5分煮詰めて全体にからめる。
Υ錣棒垢衂佞韻謄侫薀ぅ僖鵑忙弔辰燭燭譴鬚け、好みで七味唐辛子を振る。
(提供:JA四万十女性部)

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