生き生き応援「女性大学」(平成29年8月27日掲載)

 女性の豊かな暮らしと地域の仲間づくりの一助を担うため、生活に役立つ知恵や趣味など幅広い講座を行う女性大学。全国各地のJAで取り組みが進んでおり、県内でもJA土佐あき、JA高知市、JA高知はたなど6JAが開講している。組合員に限らず、管内在住の女性なら誰でも参加できることから、地域の活性化にも役立っている。今回、2JAの女性大学の様子を取材した。

▼新しい風を

▼新しい風を

 第11期の開講となるJA高知市の女性大学。仲間と共にいろいろなことにチャレンジし、人生を楽しく彩るための「初めの一歩」を踏み出すことを狙いとしている。
 今年は「自分磨き」をテーマに「ミシンで遊ぼう」「料理を楽しむ」「防災を学ぶ」「アロマでくつろぐ」など全7回の講座を計画し11人の受講生が集まった。
 初回の7月25日には開校式が行われ、「楽しいスマートフォン」の講座を開講。携帯電話販売会社の女性2人を講師に、スマートフォンと携帯電話の違いや、基本操作、使用する上でのルールやリスクについて学んだ。
 参加者からは「使ってみたいと思いながら不安もあったが、少し解消された」などの声が聞かれた。中には「女性大学に参加すること自体が楽しい」という人もいる。
 講座は普段は、高知市高須東町のJA高知市本所内にある「婦人の家」で開催しているが、外へ出掛ける機会もある。今年は「歴史探索」として高知城歴史博物館を訪れる予定。見聞を広めることはもちろん、仲間たちとの楽しい“プチ旅行”に期待が高まる。
 過去には、これからの生き方を考える「終活」もあり、入棺体験では「一人ではできない貴重な体験ができた」という意見が多く寄せられたという。今年は終活を含めた「私ノートの使い方講座」を行う。
 これらの講座を企画するのは、JA高知市の生活女性課と、女性部の役員らで、女性部長を務める竹内佳代さんは女性大学の立ち上げから関わってきた一人。自分たちがやってみたいこと、学びたいことを出し合い、受講者のアンケートの声を拾って講座の内容を立案してきた。
 多くの学びや体験を共有してきたが、今後は若い女性を対象にした魅力的な講座も入れつつ、女性大学に新しい風を吹かせたいと考えている。

▼JAらしい講座

▼JAらしい講座

 JA高知はたでは、2013(平成25)年度から趣味や暮らしに役立つカリキュラムをそろえた女性大学「はた小町」をスタートした。その翌年、「JAらしい講座を!」という職員の発案で、家庭菜園について学ぶ「あぐりコース」を新設。もともとの講座を「すてっぷ・あっぷコース」とし、現在は2コース構成となっている。
 「あぐりコース」に参加するのは、家庭菜園に興味がある人、家に畑がなくても作物を作りたい人など9人。ほ場管理の面から参加人数が限られているが、受講希望者は多いという。受講者がそれぞれ2畝を管理し、ナス、キュウリ、オクラ、ピーマン、トマト、シシトウ、ニラの中から3種を選び栽培している。
 水やりや収穫など、毎日の世話はメンバー同士が声を掛け合って互いに協力して行っているが、10日ごとに営農指導員が畑を訪れて一緒に作業をする現地指導も行っている。
 7月下旬、第3回の講座が行われ、四万十市右山五月町の同JA本所で農薬の適正な使い方やさまざまな病害虫防除について学んだ。JA営農指導員による専門的な内容にも関わらず、参加者たちは熱心に耳を傾け、積極的に質問した。
 その後、同市敷地の畑に移動し、4月の第1回講座で植えた野菜の手入れと収穫を行った。共同管理の畑のトウモロコシをはじめ、どの受講生の畑の野菜もたくさんの実を付けており、お互いに手伝い合いながら「食べきれないほど!」と笑顔で取っていた。
 「自分で育てた野菜の味は格別」「子どもたちも喜んで食べてくれる」と、生き生き輝く参加者たち。自ら手に入れた「楽しみ」がある。

《直販所見〜つけた》 ふるさと斗賀野良心市

《直販所見〜つけた》 ふるさと斗賀野良心市

 佐川町、JR斗賀野駅にほど近い場所。JAコスモス斗賀野支所に隣接する、昔懐かしい駄菓子屋のような雰囲気の店。かつては斗賀野支所の駐車場通路にあった無人の良心市が、昭和の終わりごろ、この店舗に移った。数年前に斗賀野地区にあった食料品店が閉店し、今は地域で数少ない日々の買い物ができる“なくてはならない店”の一つになった。生産者が作る野菜や果物、すしや漬物、手作りシフォンケーキ、焼き菓子、クッキー、町内豆腐店の出来たて豆腐の他、菓子類や切り花の仕入れ、販売も行っており、仏事のシキビや花の注文も受ける。
 夏の終わりごろから、時期に応じて豊水、幸水などの梨、地元産の栗が並ぶ。また、春先には白、ピンクなど華やかな地元生産者のオリエンタルリリーが並び、店内に彩りを添える。四季折々の味が暮らしを豊かに彩る。また、ここだけにしかない自慢の味が、焼肉のたれ「たれちゃん」。手作りの素朴な味は人気が高く、帰省客が10本、20本と買い求める「地元の味」となっている。
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 所在地  高岡郡佐川町中組69
 生産者数 約70人
 売場面積 農産物販売 約20平方メートル(農産物販売)
 営業時間 午前7時〜午後1時
 休み   日曜、祝日
      12月31日〜1月3日
 駐車場  JAコスモス斗賀野支所駐車場利用

高知県農業協同組合中央会[]
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