JAグループ高知 取り組み進む「自己改革」(平成30年2月18日掲載)

 JAは、組合員のニーズに基づき農業を通じてさまざまな事業や活動を行う組織です。地域に根差したサービスを総合事業として実施し、農業振興・地域の活性化に取り組んでいます。JAグループ高知は、農業や地域を取り巻く環境変化に対応していくよう「持続可能な農業の実現」「豊かでくらしやすい地域社会の実現」「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合の確立」を目指す姿として定め「自己改革」の取り組みを進めています。

【自己改革とは】

【自己改革とは】

 高知県は、温暖な気候条件を生かして古くから施設園芸が盛んに行われており、「園芸王国」と呼ばれています。ナスやピーマン、ショウガなどの出荷量は全国トップクラスを誇っています。
 しかし、近年、本県の農業を取り巻く状況は深刻化しています。1995(平成7)年〜2015(同27)年の20年間で、農業就業人口は約2・5万人減少、農業者人口に占める65歳以上の割合は42%から59%に増加しており、高齢化の一途をたどっています。
 また、1995年〜2015年の20年間で、耕地面積は約5770ヘクタール減少している一方、耕作放棄地は約1359ヘクタール増加しています。
 農産物販売価格は近年の天候不順等の影響により不安定である中、生産資材価格は上昇しているため、農業者の所得は伸び悩んでいます。
 また、本県では「中山間地域の過疎化」が深刻な問題となっています。本県全体の面積に占める中山間地域の割合は約93%。中山間地域の人口は、1960(昭和35)年〜2010(平成22)年の50年間で約20万人減少しており、過疎化の進む集落では日常生活に欠かせない生活物資の確保が困難になるなど生活インフラに支障を来しています。
 このままでは、高知県の農業を安定的に継続していくことが厳しくなり、産地の維持も難しくなることが懸念されます。
 このため、JAグループ高知では(1)「持続可能な農業の実現」(2)「豊かでくらしやすい地域社会の実現」(3)「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合の確立」―を目指す姿として定め、「農業者の所得増大・農業生産の拡大」「地域の活性化」を重点実施分野として定め自己改革に取り組んでいます。

【私たちの取り組み】

【私たちの取り組み】

 JAグループ高知は、農業者と地域の人々の豊かな暮らしを実現するため、さまざまな取り組みを行っています。
 近年では、本県農業の将来を見据え、「10年後の高知県農業像」を策定し、ハウス内環境をコントロールし、増収や品質向上を図る「環境制御技術導入の促進」や「低コスト技術・資材の普及」「新規就農者対策の強化」「JA出資法人の設立による担い手の育成」など県内農業の振興に力を入れています。
 今後さらに自己改革の取り組みを強化させるため、全国のJA組織と連携して資金を出し合い、総額6億円を基にした本県独自の助成事業を16(同28)年から開始しています。この取り組みでは、一定の要件を満たした新規就農者を対象に一律10万円を助成する「新規就農支援事業」など、全部で11事業を展開しており、県内農業者を支えています。
 また、地域の活性化に向け、小学生を対象に、出前授業やあぐりキッズスクールなどの「食と農」を次世代へつなげる食農教育活動や、女性を対象とした明るく豊かな生活づくりに向けた「女性大学」などが各地域で開催されています。
 JAはその他にも、地域にある多数の拠点を活用した総合事業(信用、共済、購買、販売事業など)を通じたサービスを提供することで地域の生活インフラの一翼を担っています。

【将来見据えて】

【将来見据えて】

 さらにJAグループ高知は将来を見据え、大きな自己改革に取り組もうとしています。
 19(同31)年1月に県内12JAが一つとなり新たな組織「JA高知県」が発足します。各JAの地区の枠を超えて総力を結集させることで、さらなる農業振興・地域の活性化に注力していきます。
 また、「JA高知県」発足と同年に全国最大級の直販所が高知市内に誕生します。県内企業とも連携し、農業だけでなく水産業や食品加工業、観光の発信拠点となることを目指します。
 土地に密着して農業と生活を営む農家の課題は、本県農業の課題のみならず、地域の課題であり、そこに暮らす人々の課題でもあると私たちは認識しています。
 JAは、自己改革のさまざまな取り組みを通して、組合員、地域の皆さまと「もっともっと、もっと一緒」になって農業振興を基本に高知の豊かな暮らしに貢献したいと考えています。

お知らせ

お知らせ

 今後の「みどりの広場」では、JAグループ高知の自己改革の取り組みを伝えるため、図のようなロゴを付けて情報発信をしていきます。赤い手は「農家」、緑の手は「JA」をイメージし、共に高知県の農業を発展させていくことを表しています。これからの掲載もご注目ください。

《直販所見〜つけた》 はちきんの店 愛宕店

《直販所見〜つけた》 はちきんの店 愛宕店

 高知市の愛宕商店街にある「はちきんの店 愛宕店」。JAコスモス佐川支所内の「はちきんの店 佐川店」のアンテナ店で、同市内には他にも城見店、六泉寺店、瀬戸店がある。
 1986(昭和61)年にスタートした「はちきんの店 佐川店」は、農家の主婦たちが食べ切れない野菜を持ち寄って始めた“直販所の先駆け”。午前7時ごろに佐川店に持ち込まれた新鮮な野菜や果物、豆腐や漬物などの加工品を、毎朝トラックに積み込んで高知市内の各店舗に配送している。
 この時季の人気は、芳醇(ほうじゅん)な香りを放つイチゴで、盛りの色鮮やかなブンタンも並ぶ。店一番のお薦めは佐川町産の大豆「フクユタカ」のみで作ったこだわりの「はちきん豆腐」で、大豆の味や香りが濃厚な逸品。大豆の収穫量で販売数が増減してしまうが、それでも長年のファンも多いとか。残念ながら今年は夏、冬限定で販売される。
 他にも高知市内では買い求めるのが難しい稲わらや、家庭菜園に使う切りわら、もみがら、もみがら炭なども販売している。

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 所在地  高知市愛宕町1−11−20

 電話   088・825・4974

 生産者  約340人

 売場面積 約73平方メートル

 営業時間 午前9時45分〜午後3時

 休み   日曜、 12月31日午後〜1月4日

 駐車場  なし

高知県農業協同組合中央会[]
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JA高知ビル6F
tel088-802-8030fax088-804-3180
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